事故物件の探し方|不動産関係者にこっそり教えてもらった5つの方法

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事故物件の探し方を知りたい--。どうして事故物件を探したいのか、2パターン考えられます。

一つは、なんだか不気味な感じがしたり、生活に支障が出るのが嫌だから「絶対住みたくない!」というケース。

もう一つは、家賃を安くおさえることを最優先に考え「怖くても不便でもいいから、安い物件に住みたい!」と考えているケースです。

どちらにせよ、事故物件を回避する(もしくは事故物件を選択して家賃を節約する)ためには、事故物件とはどういうものかを知り、事故物件とそうじゃない物件の違いを知っておく必要があります。

この記事では、東京アパート編集部が賃貸不動産業界の関係者から聞いてきた「事故物件の探し方」をお伝えしていきます。

1.事故物件の探し方、5つの方法

さっそく「事故物件の探し方」から紹介します。近年事故物件の存在が不動産業界以外にも広く知れ渡ったおかげで、様々な探し方ができるようになりました。

1-1.不動産会社でストレートに問い合わせる

最も手っ取り早い方法です。「事故物件や訳あり物件に住みたいのですが、紹介できる物件はありますか?」と聞いてみましょう。

なじみの不動産会社がある場合はスムーズに案内してもらえますが、初めて来店した不動産屋だと「冷やかしに来たのでは?」と警戒される場合もあります。

来店後最初のヒアリング(物件の希望条件のアンケート)が済んだあたりで切り出してみましょう。

最近では事故物件への居住を希望するお客さんも1年に1回くらいは来店するそうですが(東京都内の不動産関係者談)、やはり切り出すのは勇気が必要ですよね。もう少し伝えやすい言い回しも紹介します。

1-2.「格安物件希望」と相談する

「この条件で、とにかく安い物件を紹介してください!」と、価格重視で新居を探していることを伝えましょう。無理めの価格設定で相談するのがポイントです。

「事故物件や訳あり物件でもいいんですが…」と付け加えると、担当者側も事故物件を案内しやすくなります。

1-3.「告知事項」「瑕疵(かし)」で検索

たとえば大手不動産ポータルサイトSUUMOにて、キーワード「告知事項」で検索すると900件、「瑕疵」で検索すると42件がヒットします(2019年5月現在・条件:東京都で検索)。

ここからさらに希望の条件に近い物件を探してみてください。

1-4.(首都圏向け)事故物件専門不動産で探す

事故物件を抱えている大家さんや、事故物件に住みたがる人たちのための不動産業者も少なからず存在することをご存知ですか。特に首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)で事故物件を探している人には、以下のサイトへ希望条件を問い合わせてみてください。

1-5.UR賃貸住宅「特別募集住宅」

全国で73万戸の住宅を管理するUR賃貸住宅。事故物件とは少し異なりますが、住居者が物件内で死亡した住宅を「特別募集住宅」としており、入居後1年~2年間は家賃が半額に割り引かれる制度が用意されています。

詳細はUR賃貸住宅「特別募集住宅一覧」のページをご覧ください。都心に限らず全国各地の特別募集住宅を確認できます。

2.(避けたい人向け)事故物件の見分け方、4つの方法

ここまでは住みたい人向けの「探し方」でしたが、ここからは「住みたくない人のための見分け方」をお伝えします。

2-1.「告知事項」に注意

ネットで物件探しをしていて、希望の条件に合った部屋を見つけたからとすぐに飛びつくのは危険です。

物件詳細ページに“告知事項”の文字がないか必ず確認しましょう。SUUMO、HOME’Sなどの大手ポータルサイトでは、物件詳細ページの一番下に「備考」欄があり、他の文言に混じってさらりと書かれている場合もあります。

(例:24時間セキュリティ加入・2人入居可・告知事項あり・駐車場完備)

しっかりチェックするようにしてください。

2-2.超有名サイト「大島てる」

日本全国および海外の事故物件を地図から探すことができる「大島てる」。

2005年に開設され、事故物件を世に広めたサイトとして有名です。殺人、自殺、孤独死、死亡火災があった物件を中心に掲載されており、利用ユーザーの投稿によって情報量は日々増え続けています。

「検討中の物件が大島てるに掲載されていないか確かめる」という活用方法で、事故物件を回避できます。

「気になる物件を見つけたら、まずは大島てるに掲載がないことを確認してから不動産会社に来店予約をする」という使われ方が多く、筆者も引越しのたびにお世話になっているサイトです。

2-3.不自然なリフォームがないか確認

室内の一部のみリフォームされている場合は、事故物件の可能性があります。

内見に行ったら要チェックです。特に「フローリングだけリフォームした」「一室だけ新しいドアに変わっている」などは、「なぜここだけリフォームしたのか」を不動産会社に確認してください。

2-4.相場より安い

事故物件を避けるためには住みたい地域の相場観を知っておくことが重要です。以下のサイトでチェックしてみましょう。

SUUMO「全国の賃貸家賃相場

例えば某地方都市で「●●駅エリア・1K」の物件の相場は5.5万円ほどです。しかしこのエリアにある「告知事項あり」の1Kの物件は家賃2万円とかなり低く設定されています。

もちろん、築年数、駅からの距離、階数によっても家賃は左右されます。気になる物件と似た条件の他の物件と比較することも重要です。

保管物件より1万円以上安い場合は注意してください。

たとえ「告知事項なし」とは明記されていなくても、安い場合は必ず理由があります。「夜の仕事をしている住人が多い建物で深夜に出入りの音があり、昼間働いている人の睡眠を妨げる→契約してもすぐ退去されなかなか借り手が見つからないためやむなく家賃を下げた」という物件などがその例です(不動産関係者談)。

3.「告知事項あり」とは

事故物件を探す・見分ける際のキーワードとなる「告知事項」。

具体的にどんなことを指すのでしょうか。3つに分けましたので、一つずつ見ていきましょう。

3-1.自殺・変死があった物件

多くの人が「事故物件」と聞いて真っ先に思い浮かぶのはこのケースでしょう。

  • 建物の屋上や部屋から飛び降り自殺があった
  • 室内での自殺(首吊り、薬物など)
  • 一家心中、無理心中
  • 孤独死で死後発見が遅れ、遺体が腐乱した状態で見つかった

といった場合は「告知事項あり」に含まれます。

一方、老衰で亡くなったいわゆる「自然死」で、遺体が綺麗なまま遺族に引き渡された場合は事故物件扱いにはなりません。

ただ、住む側にとっては「自分の前に住んでいた人がここで亡くなった」という事実はかなりショックなもの。

不動産会社が告知せずとも、入居後に近隣住民からその事実を聞かされる可能性もあります。

トラブルを防ぐため、自然死のケースでも入居希望者にはその事実を伝えた上で契約するか決めてもらう不動産会社が増えています。

3-2.事件や事故に関わる物件

確率としてはかなり低いですが、殺人事件があった物件、そういった事件の加害者が住んでいた物件、火災や感電による死亡事故があった物件も含まれます。

ちなみにここまで紹介した自殺・変死・殺人・事故のケースでは「次の入居者以降は告知しなくてOK」という説をよく見かけます。

実際のところどうなのかといいますと、事故物件であることを告知しなかったため裁判になった際、「今回の件に関して、事故後一人目の入居者には告知義務があるが、二人目以降は義務ではない」という過去の裁判例があります。

参考:心理的瑕疵に関する裁判例について (PDF形式:1282 KB)|3 賃貸編/③事件のあった貸室について当該事件を告知すべき期間

この判決が業界で広まり「じゃあ二人目以降は告知しなくても大丈夫なんだ」という解釈がされてしまっているのです。

しかし実際「何人目からは告知しなくてOK」という具体的な決まりはありません。事故物件を確実に避けたい場合は「2.事故物件の見分け方」を徹底してください。

3-3.周辺環境にワケあり

周辺環境に懸念事項がある場合も「告知事項あり」と表記されます。以下のようなケースです。

  • 近隣の高層ビル、高層マンションで日差しが入らない
  • 風俗店、宗教施設、暴力団事務所が近隣にある
  • 高速道路、線路、空港のすぐ近く
  • 隣人に訳あり(クレーマーなど)

過去に殺人や死亡事故があったタイプの事故物件よりかは、「電車の騒音なんてそこまで気にならない」「繁華街の騒音があった方がむしろさみしくないのでありがたい」など、受け入れやすいタイプの告知事項かもしれませんが、実態は物件の内覧時に自分の目や耳で確かめる必要があります。

4.事故物件に住む人が知っておく・やっておくこと

安さを求めて事故物件に住むことになったはいいものの「勢いで契約したけど、本当に何も起きないのだろうか」とちょっと不安になってしまう方もいるかもしれません。

そんな方に向けて、最後に「知っておいたほうがいいこと」や「やっておくべきこと」をお伝えします。

4-1.実際は「特に何も起こらなかった」が45%

2016年に大手不動産ポータルサイト「HOME’S」の運営会社ネクストが、事故物件に居住するユーザー458名を対象に行った調査結果があります。

https://www.homes.co.jp/cont/press/news/news_04169/

この調査では事故物件に住んでから「特に変なことはなかった」と回答した人は全体の45.6%という結果になりました。

何の不自由もなく生活している人が約半数、というのは、心強い結果ではないでしょうか。

4-2.音、気配に違和感を感じた人は1割

一方、同調査において、何かしらの違和感を感じた人の中でも多かったのは「誰もいないのに物音がした」「誰かがいる気配があった」の2種類、それぞれ13%でした。

一人暮らしをしていて「いま何か物音がしたぞ?!」という経験がある方は少なくないでしょう。ただ、「誰かがいる気配」はさすがに少し不気味ですね。何も起こらないために、気軽にできる不安解消法を紹介します。

4-3.入居時に「盛り塩」をおこなう

小皿に塩を円錐形になるように盛ります。(水で軽く湿らせると形を整えやすいです)。これを置いておくだけで「お清め」になり、これまでの「けがれ」を祓う効果があります。

玄関だけでなく、室内の四隅、キッチンにおこなうのも効果が高いとされています。「入居することになったけど、やっぱり少し不安だな」という方はぜひ盛り塩をおこなってください。

まとめ

「事故物件」というワード自体の認知度が年々上がってきています。近年では民放のワイドショーで特集が組まれたり、ニコニコ動画やAbemaTVといったネットメディアでも盛んに取り上げられるようになりました。

今回の記事を通して「事故物件を探したい人」は探し方を、「事故物件を絶対避けたい人」は見分け方をぜひ実践してみてください。事故物件に住み始めた場合は盛り塩を忘れずに!

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