東京に住むならココ!家賃相場が安いオススメ穴場エリア10選

通勤や通学に便利なように東京都心に住みたいけれど、家賃が高くて住めるわけがないと諦めていませんか? 実際のところ、東京都心へのアクセスが良いにもかかわらず、家賃が比較的安い穴場スポットも存在します。

ここでは家賃が安く、なおかつ交通の便の良いエリアを厳選して紹介しますので、通学先や通勤先に合わせて自分にぴったりのエリアを見つけてください。

人気のエリアはこちらを参考にして下さい。

1.厳選!家賃が安くて住みやすいオススメの駅10選

1-1.千歳烏山駅

東京都世田谷区南烏山6丁目にある京王線の駅。

■沿線名

京王線

■家賃相場

ワンルーム・1K/7.42万円(世田谷区8.23万円)
1LDK・2K・2DK/11.58万円(世田谷区13.14万円)

■オススメ理由

急行停車駅ですので渋谷まで18分、新宿まで12分なので交通の便は問題ありません。駅前の商店街も活気がありバス路線も充実しているので、吉祥寺などのも出やすく魅力的な街です。

千歳烏山の魅力について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。学生が多い街!若者の住みやすさ抜群の千歳鳥山の魅力とは?

1-2.仙川駅

東京都調布市仙川町一丁目。学生さんが多い街。

■沿線名

京王線

■家賃相場

ワンルーム・1K/7.06万円(世田谷区8.23万円) ※住所は調布市ですが世田谷区と調布市の境目なので世田谷区で記載
1LDK・2K・2DK/10.61万円(世田谷区13.14万円)

■オススメ理由

千歳烏山駅のお隣なので、筆者も記載は迷いました。しかしそれ以上に魅力的な街です。お隣千歳烏山駅まで電車で2分なので、渋谷までは20分です。元々白百合大学、桐朋学園があるので学生の街ではあるのですが再開発がされ、駅は綺麗になり書店街にもおしゃれな雑貨屋さん、カフェ、家具屋、日用雑貨、食料品などすべて兼ね備えている街です。

1-3.成増駅

東京都板橋区成増二丁目にある、東武鉄道東上本線の駅です。東京メトロ有楽町線・副都心線の地下鉄成増駅が隣接しています。

■沿線名

東武東上線

■家賃相場

ワンルーム・1K・1DK/5.85万円(板橋区7.12万円)
1LDK・2K・2DK/8.33万円(板橋区9.97万円)

■オススメ理由

池袋まで約10分&3路線利用可という充実の交通アクセスと、板橋区内最大の都市機能を備えている点が大きな魅力。それでいて家賃や物価も安く、とても住みやすい穴場駅となっています。駅の近くには飲食店やドラッグストアなども多く、一人暮らしにオススメのエリアです。

1-4.四ツ木駅

東京都葛飾区四つ木一丁目1番1号にある、京成電鉄押上線の駅です。相対式ホーム2面2線を有する高架駅となっています。

■沿線名

京成押上線

■家賃相場

ワンルーム・1K・1DK/6.08万円(葛飾区6.22万円)
1LDK・2K・2DK/7.8万円(葛飾区8.45万円)

■オススメ理由

東京駅まで約28分という交通の利便性が魅力です。都内にしては住民の入れ替わりが穏やかで、長く住んでいる方が多い地域密着タイプの街ですが、昭和レトロな商店街や安くて美味しいグルメスポットなどがあり、便利さと住みやすさを実感できます。

1-5.尾久駅

東京都北区昭和町一丁目にあるにあるJR東北本線の駅で、東京都区内のJR駅では越中島駅や上中里駅に次いで利用客数が少ない駅です。

■沿線名

JR高崎線、宇都宮線、上野東京ライン

■家賃相場

ワンルーム・1K・1DK/6.72万円(北区7.59万円)
1LDK・2K・2DK/8.54万円(北区11.22万円)

■オススメ理由

尾久駅は東京の駅とは思えないほど非常に落ち着いた駅で、JR車両基地がある駅として鉄道ファンによく知られていました。2015年の上野東京ライン開通により、東京駅(14分)や品川駅(22分)へのアクセスが抜群によくなりましたが、相変わらず知名度が低いため家賃相場も安くなっています。また、田端駅からも徒歩圏内であり、閑静な住環境を求めている方にとてもおすすめです。

1-6.経堂駅

東京都世田谷区経堂二丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅。

■沿線名

小田急小田原線

■家賃相場

ワンルーム・1K/7.43万円(世田谷区8.23万円)
1LDK・2K・2DK/11.76万円(世田谷区13.14万円)

■オススメ理由

東京農業大学をはじめ学生街として知られており、賃貸価格も手頃です。活気のある商店街を離れるとすぐ近くには緑豊かな街並みが残っており、小田急線の下町といった印象です。2018年3月には小田急複々線化が完了し、経堂駅停車の列車が大増発され、さらに新宿へは最速14分と格段に交通の便が良くなりました。

1-7.京成立石駅

東京都葛飾区立石四丁目24番1号にある、京成電鉄押上線の駅。相対式ホーム2面2線の地上駅で、橋上駅舎を有しています。

■沿線名

京成押上線

■家賃相場

ワンルーム・1K・1DK/6.42万円(葛飾区6.22万円)
1LDK・2K・2DK/8.72万円(葛飾区8.45万円)

■オススメ理由

四ツ木と同じように、東京駅や上野駅まで約30分程度と都心に近い割には家賃相場が安いのが最大の魅力です。下町の情緒が残り物価も安く、平日も休日も暮らしやすさ抜群の街です。いま、一人暮らしの穴場として注目されている場所の1つと言えます。

1-8.上石神井駅

東京都練馬区上石神井一丁目にある、西武鉄道新宿線の駅。島式ホーム2面3線の地上駅で、橋上駅舎を有しています。

■沿線名

西武新宿線

■家賃相場

ワンルーム・1K・1DK/6.31万円(練馬区6.72万円)
1LDK・2K・2DK/9.26万円(練馬区9.87万円)

■オススメ理由

なんといっても通勤・通学の便が良いところがオススメです。急行が止まり、山手線に接続する高田馬場駅まで約13分、西武新宿駅まで約16分と非常に便利です。

駅周辺にはスーパーやドラッグストア、飲食店などが一通り揃っているのも魅力で、生活に困ることはまずありません。

1-9.新丸子駅

神奈川県川崎区中原区新丸子町にある、東京急行電鉄の駅です。。目黒線・東横線・2路線が乗り入れ、接続駅となっています。

■沿線名

目黒線

東横線

■家賃相場

ワンルーム・1K/7.36万円(川崎市中原区7.07万円)
1LDK・2K・2DK/11.65万円(川崎市中原区10.33万円)

■オススメ理由

東京23区外ですが、利便性の良さに注目してみました。自由が丘まで5分、渋谷まで16分、品川まで約21分で行くことができる交通アクセスの良さがオススメポイント。急行が止まる武蔵小杉は目と鼻の先(約500m)新丸子駅から見えます。なので歩いていくことも可能です。家賃も同じ川崎市中原区の中では少し高いかもしれませんが、職場や学校などが都心にある方からすれば、家賃は比較的安いです。

1-10.田端駅

東京都北区東田端1丁目にある駅です。乗り入れている路線はJR山手線、京浜東北線です。

■沿線名

JR山手線、京浜東北線

■家賃相場

ワンルーム・1K/7.67万円(北区7.58万円)
1LDK・2K・2DK/10.39万円(北区11.18万円)

■オススメ理由

山手線の駅で最も家賃が安いエリアです。東京駅には15分、新宿駅には19分、池袋には10分と、どれも10分台でアクセスできます。スーパーや商店街も複数あり、生活に不自由することはありません。閑静な下町風情が残っています。

2.家賃相場が安いエリアランキングベスト10

ここでは東京で家賃相場が安いエリアランキングベスト10を、23区とそれ以外、また一人暮らし用と二人暮らし用に分けて紹介します。

2-1.23区内のランキング

まずは23区のランキングをまとめました。一人暮らし用のランキングでは、最も安いのが葛飾区の6.20万円、2位が足立区の6.42万円、3位が江戸川区の6.64万円です。2015年当時の調査に比べ、どの地域も1000円から2000円程度高くなっています。

対して二人暮らし用のランキングですが、ベスト3までは一人暮らし用と同じ順位に。注目すべきは杉並区と中野区で、前者は10位、後者はランク外(12位)と、他区に比べ間取りが良くなると家賃相場が高まる傾向にあります。

一人暮らし用ベスト10(ワンルーム・1K・1DK/マンション・アパート)

1位 葛飾区  6.20万円

2位 足立区  6.42万円

3位 江戸川区 6.64万円

4位 練馬区  6.81万円 

5位 板橋区  7.20万円 

6位 杉並区  7.52万円 

7位 北区      7.52万円

8位 荒川区  7.58万円

9位 中野区  7.82万円

10位 大田区  7.87万円

二人暮らし用ベスト10(1LDK・2K・2DK/マンション・アパート)

1位 葛飾区  8.44万円

2位 足立区  8.60万円

3位 江戸川区 9.11万円

4位 練馬区  9.65万円 

5位 板橋区  10.05万円 

6位 荒川区  10.57万円 

7位 江東区  10.79万円

8位 北区   11.16万円

9位 大田区  11.57万円

10位 杉並区  11.82万円

※家賃相場は2018年2月10日調査時点のものになります。

2-2.23区以外のランキング

続いて23区以外のランキングです。一人暮らし用のランキングでは、最も安いのが青梅市の4.04万円、2位が武蔵村山市の4.22万円、3位が羽村市の4.74万円です。そして、5位の日野市までが5万円を下回っている点が特徴として挙げられます。

対する二人暮らし用のランキングですが、1位の青梅市と2位のあきる野市は差がなく6万円を下回っており、非常に安く住めるといえます。ただし、都心から距離があるため、都心へのアクセスは不便と言えます。

一人暮らし用ベスト10(ワンルーム・1K・1DK/マンション・アパート)

1位 青梅市    4.04万円

2位 武蔵村山市  4.22万円

3位 羽村市    4.74万円

4位 あきる野市  4.82万円 

5位 日野市    4.90万円 

6位 東村山市   5.10万円 

7位 福生市    5.14万円

8位 八王子市   5.14万円

9位 多摩市    5.33万円

10位 稲城市    5.33万円

二人暮らし用ベスト10(1LDK・2K・2DK/マンション・アパート)

1位 青梅市    5.77万円

2位 あきる野市  5.90万円

3位 福生市    6.73万円

4位 羽村市    6.74万円 

5位 東村山市   7.07万円 

6位 清瀬市    7.08万円 

7位 武蔵村山市  7.11万円

8位 東大和市   7.24万円

9位 八王子市   7.33万円

10位 昭島市    7.35万円

※家賃相場は2018年2月10日調査時点のものになります。

3.東京で家賃を抑えるためのコツとポイント

東京に住む際、家賃の安い物件を見つけるにはどうすればいいのか。ここでは、そのコツとポイントをまとめましたので参考にしてください。

3-1.借りる前から家賃相場をこまめにチェックしておく

インターネットを利用し、住宅情報サイトで物件を探す場合は、情報を豊富に載せているところを使うようにしましょう。というのも、同じ物件が複数のサイトに掲載されているケースが多いからです。

まずは物件数の多いサイトに絞り、他のサイトに載っていない物件をチェックし続けるのがベストです。そうすることで、効率よく優良物件を探し出すことができます。

また、自分の希望に合った物件を探すには、見つからないからといってすぐ諦めないことも重要です。週に2~3回くらいのペースでこまめにサイトをチェックすれば、掘り出し物が見つかる可能性は高まります。

3-2.家賃が下がる可能性のある時期を選んで部屋探しをする

一般的に入学・就職・転勤などで新たな住まいを探す人が増える1~3月が賃貸物件の繁忙期と言われています。しかし、それが済んだ4~6月は逆に閑散期となり、この時期には家賃が下がるケースもあるため狙い目となります。

また、4月以降の閑散期は不動産会社や大家さんに家賃交渉に応じてもらいやすいというメリットもあります。

部屋探しに最適な時期なんてあるの?賃貸物件ならおすすめは5月!

3-3.23区以外の物件に注目してみる

上記のランキングを見ればわかる通り、東京都の家賃相場はエリアによってかなり異なります。東京の物件は、他県に比べて高い傾向にあるのは事実ですが、同じ東京都でも23区から一歩離れると家賃相場はグンと下がります。

東京都下でも鉄道やバスなど交通網が発展している場所も多く、都内へ出るのに不便さを感じることもあまりありません。少しでも家賃を抑えたいという人は、東京都下の物件を選んでみるといいでしょう。

3-4.最寄り駅までの距離、建物の築年数にこだわらない

基本的に、どの地域であっても最寄り駅までの距離が近い物件ほど家賃相場は高くなります。逆に言うと、最寄り駅までの距離にこだわらなければ家賃を抑えることができるわけです。

また当然ながら、築年数が浅く綺麗なアパートほど家賃が高くなり、築年数が経過していて古い物件ほど家賃が安い傾向にあります。建物が古くても管理が行き届いている物件は清潔感もあり、古臭さを感じさせないものです。

安い物件を見つけたいのであれば、築年数はそれほど気にしない方がいいかもしれません。

3-5.イメージで家賃が上がるブランドエリアに注意する

住むエリアを考える際、気をつけなくてはいけないことがあります。それは、知名度やブランド力によって家賃相場が底上げされたエリアが存在するということです。

住みたい街ランキング常連の吉祥寺や自由が丘、中目黒といった人気エリアの家賃相場は、高めに設定されている印象が否めません。そういったエリアを避けるだけでも、家賃をかなり抑えることができるはずです。

3-6.ルームシェア、シェアハウスに住む

ほかの人と同じ物件に入居し、リビングなどの空間やキッチン・バスなどの設備を共同利用するルームシェアやシェアハウスであれば、家賃や光熱費などを分担することで出費をかなり抑えることができます。

ただし、他人同士がひとつ屋根の下で暮らす以上、生活習慣や価値観の違いなどがきっかけとなり、トラブルに発展するケースも少なくないので注意が必要です。

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3-7.UR賃貸物件に住む

UR賃貸物件とは、都市公団から受け継いだ全国約75万戸の賃貸住宅(公団住宅)に、都市再生機構(Urban Renaissance Agency)の略称「UR」を冠した賃貸住宅のことです。

家賃は民間の賃貸住宅とそれほど変わりませんが、礼金不要・手数料不要・更新料不要・保証人不要という4つのメリットがあり、入居時の費用負担軽減やコストダウンを実現できます。

UR賃貸物件のサイトには、4つのメリットに加えて、「フリーレントキャンペーン」「U29割」「そのママ割」などお得なキャンペーン情報が随時更新されています。

3-8.特定優良賃貸住宅に住む

特定優良賃貸住宅(特優賃、都民住宅)とは、中堅所得者の方に優良な賃貸住宅の供給を促進する目的で作られた賃貸住宅のことです。

本来の家賃に対して国や自治体から補助金が出る制度が適用されるため、民間の賃貸住宅よりも家賃を抑えることができます。

比較的広い間取りの設備が充実した優良物件が多いのが特徴で、ファミリー向け中心となっています。

4.格安賃貸物件の落とし穴

家賃が安いに越したことはありませんが、条件が良すぎる物件にはそれなりに理由があるものです。ここでは多くの人が陥りやすい落とし穴についてまとめました。

4-1.設備の欠陥や不具合がある

5階建てなのにエレベーターがない、防犯設備が整っていない、駅から遠いにも関わらず駐輪場がない、壁が極端に薄くて隣人の声や生活音が聞こえる、エアコンが古すぎて効きが悪い…など設備がしっかり整っておらず、日常生活に影響を及ぼす場合は賃料が割安に設定されていることも。

なお、一人暮らし用物件ではシャワールームのみの物件が多く、浴槽がない分、賃料がお得になるケースもあります。

4-2.管理費、共益費、駐車場代などが含まれていない

意外に多いのがこのパターンです。物件探しの際、家賃にばかり目がいき、管理費、共益費、駐車場代など家賃の他に別途かかる費用について見逃してしまいがちです。

たとえば、同じような設備・場所・広さで家賃が65,000円と67,000円の物件があったとしましょう。前者の管理費が5,000円、後者が2,000円であれば、トータルで見ると家賃6,7000円の物件の方が1000円お得になるのです。

家賃以外に必要となる費用は必ず確認するようにしましょう。

4-3.告知事項ありの物件(俗に言う事故物件)である

告知事項ありの物件とは、殺人や自殺があった場合など入居の判断を左右する重大な事項がある物件のことで、事故物件・訳あり物件・いわくつき物件とも言われています。

そのような物件は心理的瑕疵、つまり心理的な事情を考慮されて家賃が大幅に安くなっている場合があります。気に入った物件の広告に、「告知事項あり」という表示を見つけたら早めに内容を確認しておくといいでしょう。

事故物件の探し方|不動産関係者にこっそり教えてもらった5つの方法

4-4.周辺環境が悪い

物件自体に問題がなくても、物件周辺の環境が悪くて人気が下がり、家賃が安くなっている場合もあります。人気がない土地として、墓地の隣、繁華街(風俗店やパチンコ屋)の近く、線路や幹線道路沿い、1階が飲食店…などが挙げられます。

物件の良し悪しだけでなく、周辺や街全体の環境も毎日の暮らしに大きく影響する要素です。建物だけで判断せず、周辺環境も同じくらい、とことんチェックしてください。

4-5.契約期間に条件が付いている

賃貸の契約は2年が一般的ですが、契約期間が短く設定されていることもあるので注意が必要です。

そのような場合、相場よりも家賃が格安になっていることが多いのですが、期間が定められているため契約期間満了により解約しなければなりません(再契約型の場合は、双方合意の元再契約することができます)。

相場的に見て明らかに家賃が安い場合は、必ず契約期間を確認するようにしましょう。

5.まとめ

東京23区内でもターミナル駅から数駅離れれば、家賃相場はグンとリーズナブルになることがおかわりいただけたと思います。

家賃が安い割には生活するうえで便利な施設が揃っていたり、主要駅まで行きやすい場所であったりと、住みやすさの面では全く問題のない街は意外と多いのです。

まずは新たな生活で重視したいこと、妥協できることを自分の中で整理をしてから物件探しを始めてみてください。この記事を参考にじっくりと探せば、格安ながらも立地が良い・住みやすい・綺麗など、多くのメリットを兼ね備えた優良物件を見つけることができるはずです。

この記事を書いた人

TokyoApart