一人暮らしを機に料理を始めたい、と考える人は多いようです。得意料理は○○、なんて言えたらカッコいいですよね。何より、自炊は外食よりも食費を節約できます!
しかし、一人分の料理というのは結構難易度が高いと思いませんか。
使い切れるかわからない食材を買い揃え、食べきれない量のおかずを作ったところで、結局捨ててしまったり…。
この記事では初めての人も自炊を毎日続けられるような、料理のテクニックを紹介します。
まずは料理に必要な道具や調味料を揃え、ごはんを炊くことができればOK。それを2週間続けることができたら、自炊生活は定着したも同然です!
1.一人暮らしの料理に最低限必要なもの
料理を始めたばかりだと、道具や調味料を揃えるのはなかなか大変です。「まずはこれだけあればOK」というものを集めました。
1-1.調理家電3種の神器、こんな風に活躍します!
冷蔵庫
一人暮らしの料理は「保存」がカギになります。買ってきた野菜にしろ、作った料理にしろ、冷凍or冷蔵で保存はマストですよね。
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一人暮らしに最適な冷蔵庫はこの記事を参考にして下さい。一人暮らしにおすすめの冷蔵庫9選【外食派・中食派・自炊派】
電子レンジ
冷凍保存したものは解凍する必要があります。また、一人暮らしの部屋の多くが一口コンロ。2品同時並行で作りたい時など、電子レンジはもう1つのコンロ代わりに。
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炊飯器
ごはんを炊くのは自炊の第一歩。そして実は、炊飯器でケーキや煮物にも挑戦できます。
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一人暮らしに最適な炊飯器はこちらの記事を参考にして下さい。一人暮らしにオススメの炊飯器9選【マイコン式・IH式・デザイン重視】
そのほか、一人暮らしに必要な家電はこちらに挙げています。参考にして下さい。 【保存版】一人暮らしに必要な家電一覧と購入ガイド
1-2.調理器具はこれだけあれば大体カバーできる!
まな板&包丁
とりあえず1セット用意しておきましょう。
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フライパン、鍋
どちらも1つずつ、直径20センチのものがちょうどいいです。
・IH対応のもの
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・ガス火対応のもの
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ボウル、ざる
材料や調味料を混ぜる時、米とぎ、野菜の水切りに使います。
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その他
菜箸、おたま、皮むき、ゴムべら、計量カップ、計量スプーンがあれば十分です。
1-3.調味料は使い切れる量を選ぶ
醤油やマヨネーズなどは安売りに惑わされずに、小さめサイズを買いましょう。
安いからといって通常サイズを買っても、一人暮らしの場合、賞味期限までに使い切れることはほぼありません(賞味期限を全く気にしないなら通常サイズがもちろんお得)。
サラダ油、砂糖、塩、こしょう、酢、醤油、料理酒、マヨネーズ、ケチャップがあれば、簡単な料理はほぼカバー出来ます。
以上、必要なものを書きましたが、台所に立つ回数を増やしつつ揃えていけば問題ありません。まずは簡単な料理を続けて、自炊を生活の一部にしていきましょう。
調味料に関しては、こちらの記事も参考にして下さい。一人暮らしの自炊に欠かせない調味料5選+1人飯の世界が広がる調味料5選
2.3つのステップで自炊を定着&料理初心者を卒業!
外食を控えて食費を抑えたい、という考えは「毎日自炊する」ことが前提になっていますよね。料理をはじめるぞ!と一念発起しても、続かなければ、揃えた調理器具や食材を無駄にし、結果的に損失となってしまいます。
今までやってこなかったことをいきなり習慣化するのは難しいので、簡単なことの習慣づけから入っていきましょう。
2-1.ステップ① お米だけ自炊(続ける目安:1~2週間)
毎日、もしくは2,3日に一回のペースでごはんを炊きましょう。食事の際、おかずはコンビニやスーパーのお惣菜だとしても、ごはんだけは自宅で炊いたものにします。
今まで100%買って食べていた人からすれば、これだけで大きな進歩です。500円のお弁当を買うところ、300円のおかず(と米1膳分20円程度)で済むわけですので、1食180円も節約になります。
2-2.ステップ② ごはんを炊く+鍋(続ける目安:1週間)
ステップ①ではお惣菜を購入していた部分を、鍋の材料にしてみます。野菜は鍋用のカット野菜を買い、鍋のもとも売ってるものをそのまま使えばOK。鍋の残りでラーメンやおじやにもできますね。
夏だと鍋をするのは大変なので、パスタをゆでる+市販のソース、などの方法でトライしてみましょう。
2-3.ステップ③ クックパッドを見て1品作る(難しさ★★★)
この時点でかれこれ2~3週間自炊を続けているので、台所に立つことが定着しつつあるかと思います。レシピ検索サイトでおなじみのクックパッドで最低1日1品を作ってみてください。
2-3-1.クックパッドの使い方
クックパッドにアクセスし、ページ上部に検索ワードを入力してみましょう。たったこれだけで、大量のレシピがヒットします! 特にオススメの検索ワードは「簡単」「節約」「一人暮らし」など。「カルボナーラ 簡単」のように、作りたい料理と組み合わせて検索してみてください。
「にんじん キャベツ」のように、食材をスペースで区切って検索すれば、使いたい食材が含まれるレシピを探せます。
また、他のユーザーが、レシピ通りに作った様子を投稿する機能「つくれぽ」も、どのレシピを参考にするかのヒントになりますので、目を通してみましょう。
簡単な料理、節約できる料理にするもよし、一見難しそうだけど今自分が食べたい料理に挑戦するもよしです。
3.食材は買ったらその日に保存or作りおき
何を作るか決めたらいよいよ買い出しです。はじめは材料を買うだけでも一苦労だと思います。
野菜はバラ売りよりも袋売りの方がお得ですが、使い切れるかは別問題。お肉も、一度に使い切れなかったらどうやって保存するのか迷いますね。食材をダメにしてしまったら、「外食の方が安上がりだったな」となりかねません。
一人暮らしの料理が続くかどうかは、食材の保存方法がカギを握ります。保存方法を工夫するだけで長持ちしたり、次に使う時の調理がラクになったりします。
3-1.使い勝手のいい野菜4種と、それぞれの保存方法
どこの主婦も常備している野菜をピックアップしました!
じゃがいも
新聞紙にくるんで酸化を防いだ状態で、常温なら1ヶ月、冷蔵で3ヶ月保存可能。
玉ねぎ
夏以外は常温でOK。なんと2ヶ月もちます! 夏は冷蔵庫に入れましょう。使いかけの場合は切り口をラップでぴっちり密閉して冷蔵庫へ。10日以内に使いきりましょう。
にんじん
新聞紙にくるんで立てて保存するのが理想です。冬なら常温で1ヶ月、夏なら冷蔵庫で3週間。使いかけならラップにくるんで冷蔵庫に入れて1週間以内に使いましょう。
切ったところから傷むため、細かく切ってから保存する場合はゆでて冷凍すると1ヶ月程度持ちます。
キャベツ
1個まるまるの状態であれば、芯をくりぬいて湿らせたキッチンペーパーを詰め、袋に入れて冷蔵庫へ。3週間程度持ちますが、キッチンペーパーは毎日取り替えて下さい。
もっと手軽に保存したい場合は、先にざく切りにし、ジップ付きの袋に入れて冷凍保存。こちらは1ヶ月程度持ちますし使いたい分をそのまま炒めものに加えたりできます。
3-2.肉、魚は一手間加えるだけで2週間以上保存可能!
肉(保存期間:1ヶ月)
トレーから出す際、キッチンペーパーで肉汁を吸い取ります。平らにしてラップにくるみ、ジップ付きの袋に入れて冷凍保存。使う日の朝に冷蔵庫へ移し自然解凍して使います。
ひき肉は傷みやすいので、ハンバーグや肉団子にしてから冷凍保存がおすすめです。
魚(保存期間:2~3週間)
トレーから出し、汁気をキッチンペーパーで吸ったあと、塩を少々振ります。しばらくおいて再度キッチンペーパーで汁気を吸い、ラップでしっかりくるんでジップ付きの袋に入れて冷凍しましょう。
味噌や醤油で漬けた状態で冷凍すると味つけがしみ込む上、より長持ちします。
3-3.一人暮らしの冷蔵庫、冷凍室の容量は50L以上が理想
値段との兼ね合いもありますが、冷凍庫が30L程度のものは自炊環境を考えるとおすすめできません。最低でも45L程度あるものを買いましょう。
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詳しくは、こちらの記事を参考にして下さい。一人暮らしにおすすめの冷蔵庫9選【外食派・中食派・自炊派】
4.一人暮らしの料理初心者に便利なレシピ本
料理をはじめたばかりの人、一人暮らしで外食ばかりの人が、自炊を続けたくなるようなレシピ本を紹介します。
4-1.ちゃんと食べたいひとりごはん―かんたん、おいしい、からだにいい (実用 BESTBOOKS)
著者:石原洋子
本のタイトルどおり、一人分に特化しているため、材料、作り方をざっと読んで「作ってみようかな」と思える一冊。レシピどおりに作ると、必ずおいしい料理が出来てしまうため、どんどん料理がしたくなります。外食派から自炊派へシフトするのも時間の問題です。
4-2.これならできる!! 毎日ラクチン! 作りおき+使いきりおかず
著者:武蔵裕子
材料2,3品、フライパン1つで1食分のごはんが作れて、かつ作りおきの方法まで書かれているという、一人暮らしの料理の悩みを一挙に解決してくれる内容となっています。買った食材を使いきるための下ごしらえの方法や、作りおきの保存期間まで丁寧に書かれているので、自然と料理が続けられそうです。
4-3.The基本200 (ORANGE PAGE BOOKS)
著者:小田真規子
基本に忠実なレシピが200種類掲載されているため、料理初心者のバイブルになること間違いなし。オシャレなアレンジや普段買わないような凝った食材が使われていないため、定番の料理を習得するのに最適な一冊です。
5.まとめ
一人暮らしは自炊よりも外食のほうが安い、という意見もあるかもしれません。たしかに、フライパンや鍋や調味料を揃えて、2,3日で料理をやめてしまえば、最初から外食オンリーでよかったといえます。
しかし、長続きできれば間違いなく自炊の方がお得になります(ちなみに筆者の場合、昼食に毎日700~800円使っていましたが、手作りのお弁当に変えたところ毎食150円程度の材料費で済むようになりました)。
自分一人だけのために料理をする、というのは結構難しいかもしれませんが、自分以外に食べる人がいないのは料理の腕を上げるチャンスでもあります。
まずは自分の食べたいものから挑戦し、試行錯誤を繰り返しながら楽しむのが上達への近道です。