晴れて中央大学に合格し入学される皆さん、おめでとうございます。中央大学は多摩キャンパス、後楽園キャンパス、市ヶ谷キャンパス、市ヶ谷田町キャンパスがありますが、その中でも多摩キャンパスは学部、経済学部、商学部、文学部、総合政策学部の文系5学部の生徒が通学しており、広大な敷地を有しています(文系だけで2万人程度、敷地は518,000㎡で、これは東京ドーム11個分相当です!)。
多摩キャンパスの特徴は、都心からかなり離れた八王子市に位置すること、寮やアパートで一人暮らしをする学生が圧倒的に多いことです。
地方出身者の中央大学入学予定の方は、都心から離れた中大付近の土地事情や交通機関についてあまり詳しくない上に、東京に何度も足を運ぶことができないという厄介な事情を抱えています。アパートを早く決めなければならないと焦っているそこのアナタ!必見ですよ。
今回は多摩キャンパスに通う一人暮らしの学生が住むのにオススメの場所を家賃や交通の便を比較しながら紹介していきたいと思います。
1.大学に通いやすい!多摩モノレール沿線
多摩キャンパスの最寄り駅は、多摩モノレールの「中央大学・明星大学駅」です。
まずは、この多摩モノレール沿線から見ていきましょう。
1-1.多摩センター
■沿線名
多摩モノレール線 京王線(京王相模原線) 小田急線(小田急多摩線)
中大まで5分 (210円)多摩モノレール線
新宿まで31分 (340円)京王線(京王相模原線) 特急停車駅
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/5.0~5.6万円
■特徴
多摩センターにはサンリオピューロランド、スーパー銭湯・極楽湯、AEONシネマ、パルテノン多摩、ココリア多摩センターなどがあり、商業施設が充実しています。大型書店や楽器店、洋服屋さんもあります。また、ニトリが2店舗あるので、一人暮らし用の家具が一式揃います。飲食店や居酒屋も多いので食事に困ることもありません。
■オススメ理由
中大に近く、自転車通学者も多いです。中大生がよく住んでいる場所であり、イベントや飲み会などで中大生がよく使う場所でもあります。京王線や小田急線を利用できるので、1本で行ける場所の範囲がとても広いです。新宿や町田などの都市に早く安く行くことができるので、郊外にいながら気軽に東京ライフを満喫できます。また、羽田空港行き高速バスがあるので帰省にも便利です。
1-2.大塚・帝京大学
■沿線名
多摩モノレール線
中大まで2分 (100円)多摩モノレール線
新宿まで48分 (580円) 多摩モノレール線と京王線
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/5.1万円
■特徴
中大生の他に大塚大学や帝京大学の学生も住んでいるので、学生が非常に多いです。近くにOKストアというEveryday Low Price!な巨大スーパーがあり、食料品で困ることはありません。ファミリーマートやセブンイレブンなどのコンビニも多いです。中華料理屋やラーメン店などの飲食店もあります。多摩モノレールの終電が早いのが難点ですが、多摩センターや京王堀之内駅から30分程度で歩いて帰ることは可能です。
■オススメ理由
中大に歩いて通える立地にあり、寝坊しそうなときは自転車やモノレールを使うこともできるため、朝が苦手な人にはとても良い場所です。中大生の住むアパートが多いため、近くに何人も友達が住んでいるという状況になり、大変安心です。2駅で多摩センターに行けるので、日用品購入などにおいて生活に困ることはありません。
1-3.高幡不動
■沿線名
多摩モノレール線 京王線
中大まで7分 (210円) 多摩モノレール線
新宿まで31分 (320円)京王線 特急停車駅
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/4.5万円
■特徴
高幡不動尊という観光地の最寄り駅です。京王ストアなど2軒のスーパーと多数の飲食店と居酒屋があります。金融機関の支店が多いです。また駐車場や駐輪場も多いです。そしてそれらが全て駅の近くにあり、繁華街がコンパクトなのが非常に便利です。
■オススメ理由
美豚(つけめん)や四八天丼味彩屋など中大生に大人気の飲食店が身近にあるのが魅力的。「飲み会は多摩センターか高幡不動」というくらい夜は中大生に頻繁に利用されるので、家が高幡不動にあると何かと便利です。幅広い年齢層の方が住んでおり、街全体が落ち着いています。
2.新宿に行きやすい!京王線沿線
多摩キャンパスに通うといえど、何かと用事のある都心、新宿方面。多摩方面から新宿まで安く早く行けることに定評のある京王線沿線でのオススメの場所を紹介します。京王線は便利ですよ!
2-1.京王堀之内
■沿線名
京王線(京王相模原線)
大学まで15~25分 徒歩
大学まで5~10分 自転車
新宿まで36分 (380円) 京王線
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/4.6万円
■特徴
中大生が一番住んでいる場所と言っても過言ではないくらい中大生が多いです。大学へは徒歩か自転車、原付バイクで通学している人がほとんどです。通学に関しては交通機関の乱れなどの影響を一切受けないので、試験などの大事な日は助かります。スーパーが3軒(三和、業務スーパー、ドン・キホーテ)、コンビニも多数あり買い物には困りません。食事処も多いです。
■オススメ理由
ラーメン屋さんがとても多く、特ににんにくやと虎空は連日行列ができています。虎空の煮干しラーメンは絶品です。野猿街道沿いにあるラーメン二郎も中大生に人気です。ラーメン好きには最適の街です。また、ユアーズテーブル(中国料理)や信年(和定食)などの定食屋さんも中大生で賑わっています。特に、ユアーズテーブルの料理の量は圧倒的かつ大変美味しいです。中大の正門から10分程度歩けば着くので、ぜひ一度食べるべきでしょう。男性の一人暮らしには強い味方です。このほか、京王多摩センターの隣の駅なので日用品の買い物などに関して不自由はありません。
2-2.永山
■沿線名
京王線(京王相模原線) 小田急線(小田急多摩線)
中大まで21分(340円)京王線と多摩モノレール線
新宿まで29分(340円)特急停車駅
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/4.2~4.8万円
■特徴
京王線と小田急線の両方を利用できるので便利です。小学校・中学校が多く、公園も整備されているため、住環境は良いです。竹取の湯という銭湯があります。電車1本で中大に行けないのが難点です。
■オススメ理由
多摩センターの隣の駅であり私鉄2線の乗り入れという共通点がありますが、多摩センターと比べると児童やお年寄りが多く比較的静かな環境の街です。サラリーマンも多く見かけます。多摩センターほどではないものの、駅直結のショッピングセンターや西友、飲食店や居酒屋も多くあります。
2-3.聖蹟桜ヶ丘
■沿線名
京王線
中大まで18分(340円)京王線と多摩モノレール線
新宿まで27分(320円)京王線 特急停車駅
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/5.6万円
■特徴
聖蹟桜ヶ丘は「耳をすませば」の舞台で有名な場所です。京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターや京王百貨店、OPAなど大型のデパートやスーパーがあり、全ての買い物が駅構内や駅近くで済ませられるのでコンパクトな街だといえます。便利で快適です。
■オススメ理由
オシャレな飲食店が多いです。他と比べて治安が良い上、中大生用の学生寮や学生会館が何軒かあるため、中大生の中でも特に女子学生がよく住んでいます。バス路線が充実していて、近くの移動の際に自転車以外にバスが使えます。また、羽田空港行き高速バスがあるので帰省にも便利です。
2-4.百草園
■沿線名
京王線
中大まで23分 (340円) 京王線と多摩モノレール線
新宿まで34分 (320円) 京王線
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/4.4万円
■特徴
京王百草園という庭園があります。コンビニやウェルシア(ドラッグストア)があるので生活に不自由はありません。中大生も一定程度住んでいます。中大生御用達のマジオドライバースクール多摩校は百草園にあります。
■オススメ理由
京王線本線の中で家賃が一番低いです。また、隣の駅に聖蹟桜ヶ丘駅と高幡不動駅があるので買い物にも困らないです。
3.誰もがうらやむ!中央線沿線
古い歴史を持ち、東京で一番有名な路線である中央線。沿線に住んでいるだけでステータスになるようなこの路線沿いのオススメの場所を紹介します。始発は早く終電は遅いので、遊びたい盛りの大学生にはもってこいです。
3-1.立川
■沿線名
JR東日本 中央本線 青梅線 南武線
西武鉄道 拝島線
多摩モノレール線(立川南、立川北)
中大まで17分 (360円)多摩モノレール線
新宿まで28分 (470円)中央本線 中央特快
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/6.8万円
■特徴
多摩地域の首都と言われるほど立川は群を抜いて23区外において大都市です。ルミネ、グランドゥオ、伊勢丹、高島屋などの大型ショッピングセンターがあり、映画館や書店、大型電気店や飲食店なども多数あります。国営昭和記念公園や立川まんがパークがあります。
■オススメ理由
中心部は非常に発展していてお店が多いので、多摩に居ながら都会の気分を味わえます。中心部から離れても至る所に木々やアートがあり、整備された街並みの中で豊かな生活を送ることができます。電車のみならずバスも多くの路線が展開しており、移動手段で困ることはありません。しかし、家賃や電車賃などがほかの地域より高くついてしまうので、自分の懐と要相談です。
3-2.八王子
■沿線名
JR東日本 中央本線 横浜線 八高線 (八王子駅)
京王線 (京王八王子駅)
中大まで26分 (370円)京王線と多摩モノレール線
新宿まで43分 (480円)中央本線
新宿まで42分 (360円)京王線
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/5.8万
■特徴
約400メートル離れてはいますがJRと京王線の乗り換えができます。中央特快、特急あずさ・かいじが停車する都下の主要駅です。八王子市の中心部であり、八王子CELEO、東急スクエア、京王八王子ショッピングセンターなどの大型ショッピングセンターがあります。公的施設や宿泊施設、飲食店の数も多いです。
■オススメ理由
京王線とJR中央本線は終電が遅いので、都心での飲み会を長く楽しめます。適度に都会であるため、よく買い物をしたい人にはいい環境です。女子専用のドミトリーもあります。飲み屋街が発展していて、その付近だけは治安が悪いですが、そこを避ければ住みやすいです。
3-3.豊田
■沿線名
JR東日本 中央本線
中大まで12分 (240円)バス
新宿まで32分 (480円)中央線
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/5.5万円
■特徴
中央線の駅ながら知名度は高くないですが、金融機関に支店がいくつかあり、西友やイオンもあるので住みやすいです。日野市立中央図書館があります。バス路線が発達していて首都大、中大への路線バスがあるほか、豊田駅の周辺道路を乗降場所とする企業や学校の送迎バスが多くあるため、人も多くにぎわっています。中大生は少ないですが学生自体は多く、街全体は静かです。
■オススメ理由
中央大学国際寮が豊田にあり、この寮自体が大変オススメです。また、中大に行くのにバスを利用することができるため、非常に込み合うモノレールでの通学を避けることができます。中央線の特別快速停車駅なので、都心にも早く行くことができます。
4.おまけ
中大生が選ぶ場所としては少数派ですが、住んでいる中大生が確実にいるということは何らかの理由があるはずです。できるあの人はなぜかここに住んでいる!レアケースだけど見逃せない場所をピックアップ!
4-1.南大沢
■沿線名
京王線 (京王相模原線)特急停車駅
中大まで19分 (360円)京王線と多摩モノレール線
新宿まで35分 (400円)京王線
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/4.5万円
■特徴
三井アウトレットパーク南大沢があります。小中学校が多いためかファミリー層が多く住んでいます。TOHOシネマズやイトーヨーカドー、飲食のチェーン店などがあります。首都大学東京の最寄り駅でもあります。
■オススメ理由
平日は首都大生、休日は三井アウトレットパークの客が駅を利用し、適度ににぎわっています。駅を利用する客層に大学生や買い物客が多いので治安は悪くありません。南大沢でアルバイトをする中大生も多数います。京王相模原線沿線で一番家賃相場が低いものの、街の雰囲気やお店の感じは一番リッチなので、狙い目です。
4-2.万願寺
■沿線名
多摩モノレール線
中大まで25分 (260円)多摩モノレール線
新宿まで48分 (420円)多摩モノレール線と京王線
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/5.0万円
■特徴
万願寺駅は高幡不動の隣の駅であり、また立川駅へ楽にアクセスできるため、日野高校の生徒や中央線・京王線沿線への通勤通学客がよく利用します。新選組副長として有名な土方歳三生誕の地であり、彼の成果や墓所である愛宕山石田寺への最寄り駅でもあります。近くにいなげやというスーパーがあり、その他に多くはないですが飲食店やコンビニもあります。
■オススメ理由
万願寺駅から中大までモノレール線で通うにあたり、人が多く乗り込む高幡不動駅の一つ前の駅であるということから通学時に座れる可能性が高いです。モノレールの満員電車が辛いという中大生が非常に多いので、これはかなりお得です。高幡不動駅に歩いて行けるほど近く、万願寺にいながら高幡不動の利点を享受できます(高幡不動の利点:京王線への乗り換えができること、中大生の飲み会が多いことなど)。
4-3.高尾
■沿線名
JR東日本 中央本線 京王線
中大まで32分 (410円) 京王線とモノレール線
新宿まで48分 (550円) 中央線
新宿まで51分 (360円) 京王線
■家賃相場
ワンルーム・1K・1DK/4.4万円
■特徴
中大からはかなり離れますが八王子駅に近く、中央線と京王線の乗り入れもあって便利です。大規模な住宅、商業施設は少ないですが、近年大学の招致や商業施設の開発に力を入れていて発展してきています。自然に囲まれた落ち着いた雰囲気が特徴です。
■オススメ理由
観光地として有名な高尾山がすぐ近くにあるのは大変オススメです。高尾山は京王高尾線の高尾山口駅からケーブルカーやリフトで中腹まで楽に登れるので、その手軽さから外国人観光客のみならず地元の人に愛されてとても人気です。また、中央線の始発が高尾駅なので、新宿までの1時間弱を座って移動できます。
5.筆者のおススメとまとめ
以上、中央大学生の一人暮らしにおススメの13の街をリストアップしました。これらの街は一人暮らしの中央大学生が実際に多く住んでいます。
この中でも特に、地方から上京してくる中大生の一人暮らしには、電車に乗らずに大学に通えるような大塚・帝京大学駅や京王堀之内駅周辺がおススメです。定期代がかからず、朝の通学ラッシュに巻き込まれないという利点があるからです(筆者も京王堀之内近辺に住んでいます。少し贔屓してしまいましたが、とても住み心地の良い街です)。
中央大学の多摩キャンパスは都心から離れており、都心方面からの電車は比較的空いているとはいえ、地方出身者にとっては日常的な通学も辛く感じてしまいます。
さらに、高幡不動や多摩センター周辺は短時間の電車通学でよいうえ、周辺で飲み会があっても歩いて帰ることができること、多くのお店があって生活しやすいこと、また交通機関が充実しているなどの利点があります。どちらも京王線の特急停車駅ということもあって、新宿や渋谷へのアクセスは特に良いといえます。中大へのアクセスの良さもあり、バランスが取れた街だといえるでしょう。
今まで紹介してきた駅や街は、家賃相場や交通機関の充実度、住環境などそれぞれ違った特徴や利点を持っています。一人暮らしの家を決める際には、新たな生活で重視したいこと、妥協できることを自分の中で整理をしてから物件探しを始めてみると良いと思います。この記事を参考にじっくりと探せば、自分に合った場所で楽しく新生活をスタートできるはずです。
これから物件探しを始める、初めて一人暮らしを始める、という方はぜひ東京アパートの各記事をご覧ください。 現役不動産屋に聞いた部屋探し9つのコツで最速部屋決め! 【最短部屋探し】一人暮らしを始める方へ!1日で希望の部屋を契約する方法 【決定版】一人暮らし用ベッドの選び方とおすすめ4選 コメントでのご相談もお待ちしております。中大で楽しいキャンパスライフが送れることを願っています。