「上京して仕事に就きたい!」という時、仕事探しと家探しのどちらを優先すべきかは多くの人が悩むところです。 実際、どちらがいいのか正解はなく、人によって違うもの。
この記事では
「仕事を先に決めるメリット/デメリット」
「住む場所を先に決めるメリット/デメリット」
の他、
- 仕事を先に決めた方がいいタイプはこんな人
- 住む場所を先に決めたほうがいいタイプはこんな人
といった情報もお伝えします。
これから上京したい方自身がどちらを優先すべきか判断するヒントになれば幸いです。ぜひ最後までお読みください。
目次
1.仕事を先に決める場合
1-1.仕事を先に決めるメリット
- 勤務先に合わせて住む場所を決められる
勤務先が決まってから住む場所を考えるため、会社の近くや同じ路線の始発駅など、通勤に便利な場所で物件を探すことができます。
- 物件審査が通りやすい
物件を申し込む際、勤務先を記入することになります。仕事が決まっていれば家賃の支払い能力があると判断され、審査に落ちる可能性はかなり低くなります。
- 精神的負担が少ない
先に仕事さえ決まっていれば、金銭面の不安は取り除かれた状態。スッキリした気持ちで新生活の準備をすすめることができます。
1-2.仕事を先に決めるデメリット
- 交通費がかかる
就職試験のたびに東京へ移動する必要があるため、交通費がかさみます。
飛行機や新幹線でなければ東京に行けないような地域だと、1往復で2万円以上かかるので、1日に複数社面接を受けるなど、日程を調整する必要があります。
- 上京までのスケジュールが立てづらい
仕事が決まらない限りは「いつから東京に住む」ということがなかなか決められないため、今住んでいる場所でも東京でも今後の予定が立てづらくなります。
2.住む場所を先に決める場合
2-1.住む場所を先に決めるメリット
- 「上京」を早期実現できる
仕事は決まっていなくても、住む場所さえ決まれば「東京で生活したい」という思いをひとまず叶えることができます。
- 就職活動の移動がラク
すでに住居が都内にあるため、面接への移動は断然ラクです。23区内であれば交通費は1日1,000円もかかりません。
2-2.住む場所を先に決めるデメリット
- 審査が通りにくい
物件を借りるには、家賃の支払いができるかどうかの審査に通る必要があります。仕事が決まっていないと、審査に落ちたり連帯保証人が必要になったりします。
- 勤務先までのアクセスが悪い場合もある
先に住む場所を決めた場合、勤務地によっては通勤時間が長くなったり、乗換が必要になるケースも。東京の満員電車に慣れていない人はかなり辛いかもしれません。
- 無職期間が発生する可能性がある
すぐに職が決まるとは限らないため、勤務開始まで無職の期間が発生する可能性あります。「履歴書に空白期間を作りたくない!」という人にはおすすめできません。
3.仕事と住む場所どちらを先に決めるか診断
以上を踏まえ、仕事と住む場所どちらを優先すべきか、わかりやすく整理しました。 3-1と3-2どちらがあてはまる項目が多いか自分の状況と照らし合わせて、優先順位を考えてみてください。
3-1.先に仕事を決めた方がいいのはこんな人
- 無職の期間を作りたくない人
- 関東近郊など、東京に頻繁に行ける地域在住の人
- 東京で就きたい職種が決まっている人
- 勤務先の近くに住むつもりの人
3-2.先に住む場所を決めた方がいいのはこんな人
- とにかく早めに東京生活を始めたい人
- 北海道や四国・九州など、東京まで頻繁に行きづらい場所に住んでいる人
- 無職やアルバイトの期間があっても気にしない人
- 住みたいエリアが決まっている人
4.上京せずに仕事を決める方法 Web上で閲覧できる転職サイトが豊富に存在する上、近年、各企業では遠方在住の受験者向けにWeb面接の導入も進んでいます。
最終面接以外は東京に行かずに受験できるケースも多いです。 特に求人情報が充実している以下の転職サイトを活用しながら、自分に合う仕事を見つけてください。
5.上京せずに住む場所を探す方法
最近ではオンライン上で物件を検索したり、オペレーターやAIチャットが希望の条件にあった物件を提案してくれたりする「チャット不動産屋」が増えています。
こだわりが少ない人なら内覧に行かずに物件を決めることも可能です(できれば現地は見たほうがいいですが…)。
以下に使い勝手のいいオンライン物件検索サイトを紹介します。
6.まとめ
仕事を先に決める場合と住む場所を先に決める場合、それぞれのメリット・デメリットやどちらを選んだほうがいいかについてお伝えしました。
地方から上京するのは準備段階から出費がかさみます。現在住んでいる場所から東京までの距離や、仕事に対する考えなどを踏まえつつ、自分にあった方を選ぶようにしてください。