憧れの一人暮らしを始めるときにまず、新しく住むお部屋のことを考える人も多いと思います。
どんな間取りで、どんな内装で……と気になることはたくさんありますが、実は、お部屋探しには向いている時期とそうではない時期があるのをご存知でしたか?
今回は、お部屋探しのおすすめの時期とその理由についてご紹介します。
1.お部屋探しをするなら閑散期がおすすめ
就職や進学に伴う引っ越しではなく、ある程度引っ越し時期を自分で選べる場合は、不動産業界の閑散期にお部屋探しをするのがおすすめです。
不動産業界の繁忙期は1月~4月と言われています。
繁忙期は物件の競争も激しいのに加え、不動産会社側もゆっくりと希望の物件を探す時間もありません。
お部屋探しの時期を選ぶことができるならなるべく繁忙期は避けましょう。
2.部屋探しでおすすめの時期
2-1.5月~6月
どの業界もそうですが、年末から年度末にかけては忙しい時期だと思います。
不動産業界も例外ではなく、就職や進学、辞令の時期ということで物件の入れ替わりが非常に激しくなります。
そうなると、もちろん競争率は激しくなり、希望通りの物件を探すのは難しくなってしまいます。
しかし、新生活を始める人の引っ越しが落ち着いてきた5月頃になると、ゆっくりとお部屋探しをすることができます。
また、物件によっては、繁忙期は家賃が値上がりすることもあるため、閑散期の家賃の方が安くなる傾向にあります。
引っ越し業者も同様に、5月あたりから料金が下がってくるので、金銭的な面で見ても5月~6月にかけてのお部屋探しがおすすめです。
2-2.7月~8月
次におすすめなのが7月~8月のお部屋探しです。この時期にお部屋を見つけて引っ越しをすると通常より安く抑えることができるんです。
この時期は、入退去が少ないため物件数は少なく、気温が高いことから引っ越しを避ける人が多く、不動産業界は年間を通して一番暇になります。そのため、家賃が安くなることもあり、お得に部屋を決めることができるかもしれません。
また、引っ越し費用が一番安くなる時期でもあり、部屋探しから引っ越しまでをお得に済ませることができます。
結婚を考えている方や新婚カップルでお金を貯めたいという人には、夏場のお部屋探しをおすすめします。
3.お部屋探しはいつから?
引っ越しを決めたら、引っ越し予定日の1~2か月ほど前からお部屋探しを始めましょう。希望通りの部屋はすんなり見つかるとは限りません。
自分の希望する条件や部屋の種類などをしっかりと確認して、自分にぴったりのお部屋を見つけたいですね。
また、自分が気に入った物件があったら、引っ越しの1か月ほど前に余裕を持って不動産会社に連絡しましょう。物件は見つけたからといってすぐに入居することはできません。
まだ前の居住者がいる場合やクリーニングをする場合など、1~2週間程度時間がかかる場合があります。
また、入居前に家賃の支払いに関する審査等もあります。引っ越ししたい日と入居できる日をしっかり確認しましょう。
まとめ ベストな引っ越しの時期を見つけよう
お部屋探しをする際に、家賃や間取り、内装など気になることはたくさんあります。しかし、物件自体に興味を持つのもいいですが、お部屋探しに向いている時期というのも忘れないでください。
特に一人暮らしの場合は、お部屋探しの時点でわからなかったり、不安に思うこともあったりするかもしれません。
そうなった時、閑散期なら不動産会社も丁寧な対応をしてくれ、家賃交渉に応じてくれる場合もあります。
同じ物件を選ぶにしてもお部屋探しの時期によっては、損にも得にもなり得ることを覚えておきましょう。