大学生一人暮らしの実態|データで見る住まいと生活費用

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東京で一人暮らしをする大学生は、いったいどんな生活をしているのか? そのライフスタイルやお財布事情を知り、あなたの新生活の参考にしてみたいとお考えではありませんか?

この記事では一人暮らしの形式を紹介することからはじめ、それに必要な費用(初期費用と毎月の費用)、そして節約生活を送るための方法も紹介します。

目次

1.賃貸もあれば寮生活もあり!大学生の一人暮らし、4つの選択肢

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一人暮らしと一口に言っても、その形式はさまざま。アパートやマンションの賃貸もあれば、学生会館や学生寮といった共同寄宿舎、1つの家で共同生活するシェアハウスといった生活スタイルもあります。

ここでは「一般賃貸住宅」「学生専用マンション、アパート」「共同寄宿舎(学生会館、学生寮)」「シェアハウス」の4つに大別して、それぞれの特徴を紹介します。

1-1.一般賃貸住宅

アパートやマンションなどの一室を借りる、一人暮らしといってまず思い浮ぶ形式。物件数が豊富なため、希望条件(地域、間取り、家賃、駅からの距離等)にこだわって選ぶことができます。

家賃はピンからキリまでさまざまですが、他形式と比較すると総じて費用が高め。他人に干渉されることがないので、もっとも自由度が高いといえます。

<ポイント>

  • 自由度の高い生活ができる
  • 経済的自立が身につく
  • もっとも費用がかかる
  • 急病時に頼れる人がいない
  • 寂しさを感じる

1-2.学生専用マンション、アパート

学生のみが住める物件。一般賃貸住宅の物件数にはかないませんが、多くあります。

特徴として、親御さんが心配しないようセキュリティが高くなっており、それゆえ費用も高くなっています。入居者はみな近しい環境ということもあり、交流がはかれるというメリットがあります。

<ポイント>

  • 住民が学生に限られるため安心
  • 一般賃貸住宅よりもセキュリティが高めで費用に反映
  • 契約前に審査があることも
  • 他の入居者と交流が図れる

1-3.共同寄宿舎(学生会館、学生寮)

家電・家具は備え付けで、食事が用意され、食堂や浴室は共有するといった、いわゆる寮生活の形式。門限や外泊、来訪者のルールなどがあることも。

基本的に学生会館は学生のみ、学生寮は同一学校の学生のみが入居対象となります。費用や安全性から、非常に人気です。

<ポイント>

  • 人気が高く、枠が埋まりやすい
  • 最低限の家電・家具付き
  • 生活上のルールがあり、自由度は高くない
  • 栄養管理された食事がとれる
  • 管理者がいるため親御さんも安心

1-4.シェアハウス

1つの家のなかで、部屋をシェアして共同生活する形式。リビングやキッチン、トイレ、浴室は共有することになります。テレビ番組の影響もあり、人気が上昇しています。

社会人の住む物件であれば、在学中はなかなか知り合う機会のない社会人コミュニティと接することもできます。

<ポイント>

  • 物件は増加中
  • 家賃が安くすむ
  • 共同生活につきルール厳守
  • 物件によってルールは異なる
  • 社会人がいる物件もある

2.一人暮らしの初期費用(賃貸住宅の場合)

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一人暮らしを始めるにあたり、どれくらいの費用がかかるのかご存知ですか?

賃貸住宅という条件でみると、一般的に約50万円といわれています。高額だと思う人もいるでしょうが、これは「物件費用」「引越し費用」「家電・家具」をすべてひっくるめた費用。不要なものや節約できる箇所があれば、大幅に削減することも可能です。

詳しくは「目指せ50%オフ!一人暮らしの初期費用を節約するコツ」で解説していますので、参考にしてください。

2-1.物件費用の目安

物件費用とは、下記項目(カッコ内は目安の費用)を合計したものです。

  • 敷金(家賃の1~2ヵ月分)
  • 礼金(家賃の0~2ヵ月分)
  • 仲介手数料(家賃の1ヵ月分)
  • 前家賃(家賃の1ヵ月分)
  • その他(カギ交換等:約1.5万円)
  • 保険料(1~2万円)

一般的には、これらのトータルで家賃の約4ヵ月分以上が必要になるといわれています。

<家賃6万円の物件に必要な初期費用の目安>

25万円(約4ヵ月分)~

(内訳例 敷金:6万円 礼金:6万円 仲介手数料:6万円 前家賃:6万円 保険料:1万円)

2-2.引越し費用の目安

引越しは、業者に頼むか、自分で運ぶかといった選択肢があります。引越業者を利用する場合は価格差が大きいので、複数業者から見積もりをとって比較することが推奨されます。

自分で運ぶ場合は、レンタカーやガソリン代、協力者への謝礼金などがかかります。

<一般的な引越し業者の料金の目安>

県内:3万円~6万円 県外:6万円~10万円

<レンタカー料金の目安(県内程度)>

1万円~2万円

2-3. 家電・家具購入費用の目安

下に挙げている家電・家具のもっとも安価なスペックを揃えると、約15万円がかかります。

生活スタイルや部屋の大きさによって、必要なものは変わりますから、まずは自分の生活に必要な最低限のものだけを揃え、その後に必要に応じて増やしていくと良いでしょう。

<家電・家具購入の目安>

約15万円

【家電】テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、照明、炊飯器、電子レンジ
【家具】ベッド、寝具、カーテン、テーブル、ソファー

3.一人暮らしと実家では倍の差!大学生活にかかる1ヶ月の費用

3-1.7~9万円が目安!みんなの生活費の平均相場

下表は、学寮、アパート他(一般的な賃貸物件での一人暮らし)、自宅の学生が、年間に使用している生活費(食費、住居・光熱費、保健衛生費、娯楽・し好費、その他の日常費)の調査結果です。

大学昼間部、大学夜間部、短期大学昼間部、短期大学夜間部の4つに分類されています(表のカッコ内数値は東京アパートが月間値に換算したものです)。

昼間部の学生は、約7万円~9万円使っていることがわかります。

  学寮 下宿、アパート、その他 自宅
大学昼間部 831,300(69,200) 1,095,000(91,200) 434,200(36,100)
大学夜間部 615,400(51,200) 1,088,900(90,700) 498,300(41,500)
短期大学昼間部 858,800(71,500) 1,003,000(83,500) 405,900(33,800)
短期大学夜間部 504,200(42,000) 894,400(74,500) 400,500(33,300)

出典:平成24年度 学生生活費の内訳(独立行政法人 日本学生支援機構 (JASSO))

3-2.あなたの生活にかかる費用をチェック

これから一人暮らしを始めようとしている人は、支出のイメージがいまいちわかないかもしれません。そんなときは、学生賃貸ナビにある「生活費シミュレーター」を試してみると、イメージしやすいでしょう。

大学生の支出に合わせて項目分けされており、「食費、住居費、交通費、教養娯楽費、書籍費、勉学費、日常費、通信費、その他」の金額を入力することで、1ヵ月の生活費の目安がつくようになっています。

3-3.大学生のお財布事情|4人に3人がアルバイトに従事

学費や生活費のために、アルバイトを考えている人も多いのではないでしょうか。

大学昼間部の学生でみると、74%がアルバイトに従事しており、月間26,800円の収入を得ているようです。

これに家庭からの仕送り(月間101,200円)や奨学金(34,000円)を加え、合計約16.6万円から生活費と学費をまかなっているのが、平均的な大学生像といえるでしょう。(平成24年度学生生活費の内訳より算出)

4.一人暮らしはコストカットとの戦い!節約生活のコツ

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一人暮らしは、あらゆる費用をトータル的に削減していくことが肝心です。ここでは食費、光熱費、通信費の節約方法や、その他にも日常生活でできる節約術を紹介します。

4-1.食費の節約

大学生の一人暮らしの食費は、月間で21,600円(アパート他)、18,100円(学寮)です(平成24年度学生生活費の内訳より算出)。約2万円とするならば、一日あたり約700円。かなりシビアな金額なので、次のような節約術を実践すると良いでしょう。

ご飯は自炊しよう!

外食やコンビニご飯は、はっきりいって高いです。これらを利用してしまうと、一日の予算を700円以内に抑えることが困難になります。食費を抑えるためには、食事は自炊し、またお茶等の飲料は自分でいれるべき!

賢く自炊するための1週間の献立を紹介している「大学生協の一人暮らしスタートガイド 一週間節約簡単レシピ」や、カリスマ節約ブロガーの記事を参考にしてみてはいかがでしょう?

カリスマ節約ブログをまとめたサイト内記事「来月から貯金する!カリスマ節約ブログから学ぶ究極の節約術!」も併せてご覧ください。

昼食のコスパは、手作り弁当>学食>外食

大学生の生活にとって、昼食代が食費の浪費/節約のポイントとなります。もっとも節約できるのが、手作り弁当と水筒でまかなうことで、その次に学食があげられます。

外食やコンビニご飯は非常に高いので、できるだけ避けたいところです。

お茶やコーヒー、ジュースは割高!水筒の持ち歩きが◎

自動販売機の缶コーヒーが130円、ペットボトルは160円と、割高です。飲料は水筒で持ち歩くことで大幅な節約ができます。

4-2.光熱費の節約

東京での一人暮らしにかかる光熱費はおよそ7千円といわれており、電気が3千円、ガスが2千円、水道が2千円といった目安になります(ただし夏や冬は高くなる傾向あり)。

それぞれに節約するテクニックがありますので、下記で紹介します。なお、光熱費の詳細や節約術については目安は約7千円!東京での一人暮らしにかかる光熱費と節約方法で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。

電気料金は契約アンペアの引き下げで節約

電気料金のプランはたいていの物件で30A(このアンペア数を超えるとブレーカーが落ちる)になっているのですが、これを20Aに引き下げる契約に変更することで、節約をすることができます。

スイッチ付き電源タップで待機電力を節約

コンセントにつながれた家電は、若干の電力を消費するものです。これを節約するためには、待機電力消費家電をスイッチ付き電源タップにつなぎ、外出時にまとめて電源をオフにする方法が有効です。

ガス料金はお風呂・シャワーの使い方が影響

お風呂を入れる頻度や、追い炊き、シャワーの出しっぱなしなどが、ガス料金を高めます。シャワーの時間を決めるなど、節約しようとする心がけが必要です。

トイレやシャワーの節水グッズを利用

トイレのタンクや、シャワーヘッドから出る水量を削減するグッズがあります。これらを用いることで、節水ができます。

蛇口から出る水量を少なくすることができる

シンクや洗面台の止水栓を閉めることで水の出方を抑えたり、一般用蛇口に「節水コマ」を取り付けることで節水が可能になります。

4-3.通信費の節約

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スマホ(携帯電話)の節約

通話やインターネット接続の料金プランおよび割引(学割や家族割)が、最適なものになっているかを確認しましょう。キャリアショップで料金診断をしてくれます。

またスマホの通話料金に関しては、LINESkypeといった無料通話アプリを用いることで節約できます。

インターネット料金の節約

スマホ(携帯電話)と自宅のインターネットの両方を利用している人は、どちらかのインターネット料金を節約したいところです。

スマホのテザリングで自宅PCのネットをまかなう、モバイルルーターでスマホや自宅PCのネットにつなぐなど、方法はさまざまあります。

4-4.日常生活での節約

実家暮らしをしている間は、日常生活での節約という意識が薄いものです。一人暮らしをすることで、無駄遣いをしていたことに気づくでしょう。下記のように、日常生活のあらゆるシーンで節約できます。

買い物はコンビニではなく、スーパーかドラッグストアで

食料や日用品は、スーパーかドラッグストアでそろえましょう。ほとんどの商品がコンビニ価格よりも1割以上安くなっています。

スーパーのタイムセールスを利用

タイムセールスでは、お総菜やお弁当が割引されています。自宅でご飯を炊き、割り引かれたお総菜をおかずにするだけでも節約ができます。

遠くないなら歩く!または自転車を活用

意外とバカにならないのが電車賃。特に都営地下鉄の初乗りは180円(ICカード利用時は174円)と、東京周辺JRの初乗り140円(ICカード利用時は133円)に比較すると高いです。

徒歩でいける範囲ならば、歩くという選択肢もアリです(健康にもいいですよ!)。

家にいなければ光熱費はかからない。図書館で勉強するのもアリ

極端な考え方ですが、在宅していなければ光熱費がかかることはありません。長時間にわたって勉強をするならば、図書館を利用することで家の光熱費を節約できます。

まかないつきバイトなら食費削減と栄養管理も

まかないつきのアルバイトをすれば、食費を削減できます(まかない代は給料から差し引かれるのが一般的ですが)。この場合、副次的に栄養管理もできそうです。

5.まとめ

大学生の一人暮らしは、一人で生活するのか、共同生活タイプなのかに大別でき、それによって初期費用や毎月の費用、そして生活スタイルも大きく異なります。どれを選ぶかは、費用や目的と相談すべきでしょう。

いずれにせよ、多くの人が節約する必要が出てくるかと思います。ここで紹介した節約術を参考に、金銭面で辛くならない一人暮らしを目指しましょう!

 

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