大学入学をきっかけにイメチェンしたい、大学デビューを成功させて楽しい大学生活を満喫したいと思っていませんか?
この記事では某TV番組の「中学イケてない芸人」に親近感がわく人たち、高校デビューに失敗した人たちに対して、大学デビューを成功させるための心構えと実践的なテクニックを取り上げています。
高校時代をそこそこ満喫していて、大学でもっと上を目指す…といったタイプの人にはここで書いてあることは物足りなさを感じるかもしれません。あらかじめご了承ください。
1.大学デビューを成功させる4つの心構え
1-1.なりたい自分を具体的に想像しておく
この記事を読んでいるということは、今までの自分から一皮剥けたい、新しい自分に生まれ変わりたいと考えているはずです。
友達をたくさん作りたい、人気者になりたい、彼女をつくりたい、楽しい大学生活を送りたいなど、大学デビューしたいといっても目指すところは人それぞれだと思います。
まずは「これから自分がどういう風になりたいのか」を漠然とでもいいのでハッキリさせておきましょう。
例えば、有名人なら誰みたいになりたいか考えてみます。その際どうしてその人みたいになりたいのか考えるのがポイントです。振る舞い、見た目、グループ内での立ち位置、話術、モテ度など…。
そうすると、自分がどういう風になりたいのか、今の自分には何が足りないのかが見えてくるはずです。
1-2.今の自分よりちょっと上を目指す
なりたい自分を想像してみましたか? もしも、クラスの人気者になりたい、リア充グループに入りたいと思っているとしたら要注意です。大学デビューは失敗してしまう恐れがあります。
志を高く持つのは素敵なことですが、大学デビューをしようと思っている状況からクラスやサークルの人気者のポジションを目指すのは、万年1回戦負けの野球部員がプロ志望届けを提出するようなもの。はっきりいって無謀です。
ちなみに大学デビューではありませんが、筆者の場合ですと、
- 受験勉強をしたことがないのに高三の秋に京都に憧れて立命館大学を目指す(当然不合格)
- 司法試験合格者が一人もいない大学に入学しておきながら弁護士を目指す(早めに挫折)
- ギターを買った直後にバンドでプロデビューを目指す(飽きる)
といった過ちを犯しています。
1-2-1.コンフォートゾーンを意識する
コンフォートゾーンという言葉をご存知でしょうか。直訳すると、快適な、自分に適した場所、安全地帯、落ち着ける場所といった意味があります。自己啓発系やビジネス系の勉強をしている人は耳にしたことがあるかもしれません。
例えば、慣れ親しんだ友人、生まれ育った地元などは、あなたにとってのコンフォートゾーンです。逆に初対面の人と話したり、上京して知らない街で暮らすことは、コンフォートゾーンから外に飛び出した状態になります。
コンフォートゾーンの中にいる間はありのままの自分でいられ、コンフォートゾーンの外側にいるときは不慣れによるストレス(不安や緊張)を感じてしまいます。
1-2-2.コンフォートゾーンの拡大=自分の成長
自分を成長させようとする行為、何か新しいことに挑戦することで、コンフォートゾーンは広がります。コンフォートゾーンを拡大させるということは、自分のできることが増えていくということです。
ちなみに、人がパフォーマンスを最大限発揮させることができるのは、どのような状態だと思いますか? コンフォートゾーンの中にいるときが一番行けそうな感じがしますが、実は中にいるときよりもコンフォートゾーンの”ちょっと”外側にいる状態が最も上手くいくといわれています。
1-2-3.コンフォートゾーンの注意点
この”ちょっと”というのがポイントで、あまりにも大きく外に飛び出しすぎるとストレスやプレッシャーが大きすぎて、上手くいくことは滅多にありません。
また野球の例えになりますが、普段ショートを守っている人がサードやセカンドに挑戦するのと、いきなりピッチャーをやろうとするのでは、どちらが上手くいくかはいうまでもありませんよね。
先ほどいきなり人気者を目指そうとするのが無謀であるといったのには、このような理由があります。
まずは自分から積極的に話しかけてみる、気軽に話せる知人を1人作る、授業や新歓コンパには積極的に出る、といった「これなら自分でもできるかも」と思えるところから取りかかってみましょう。
1-3.みんな同じ不安を抱えているという事実
大学デビューを成功させたいと思っているのは自分だけではありません。
当たり前のことですが、これを分かっているかどうかで心にちょっと余裕が生まれてきます。みんながみんなリア充ではありませんし、最初から知り合いがいるわけでもありません。入学当初はほとんどの人が1人ぼっちで、あなたと同じような不安を抱えているのです。
1-4.東京への憧れ・対抗意識を持ちすぎない
地方から上京してくる人の中には東京に対する憧れや対抗意識(郷土愛)を持っていることが少なくありませんが、このような想いが強すぎると大学デビューは失敗に終わるかもしれません。
東京への憧れが強すぎると、
- 地元の方言を隠す
- 地方出身者をバカにする
- 都会人ぶる
- 無駄にはしゃぐ
といった行動や考えに陥りがちになり、本来の自分を全否定してしまう、周囲の人に煙たがられる、といった危険があります。
一方、東京出身の人には負けたくないという思いが強すぎると、
- 負けん気が働いてどんなときでも無駄にはしゃぐ
- 新歓コンパで飲みすぎてはしゃぐ
- 自分を大きく見せようと自慢話(ほぼ嘘)が増える
など、自己アピールの声が大きい人になる可能性大。そのままでいると、気づいた頃には誰も相手にしてくれなくなっているかもしれません。
地元愛は大いに結構、とても大切なことですが、かといって変に東京への対抗意識を持つ必要はどこにもありません。
2.大学デビューを成功させる具体的な6つの方法
心構えを強く心に刻んだら、次は大学デビューを成功させるための具体的な方法に移ります。
2-1.新歓コンパ(新入生歓迎会)に顔を出す
これです。いつの時代も新入生が誰かと仲良くなったきっかけとして挙がるのが新入生歓迎会、いわゆる新歓コンパです。サークル活動をするかしないかで大学生活はだいぶ変わってきます。大学デビューを成功させたいのであれば、積極的に参加しましょう。
「1人じゃこわい…」と躊躇するかもしれませんが、先ほどお伝えした心構えを思い返してください。みんながあなたと同じ不安を抱えているということを。
新歓に参加して、サークルに入るのはなるべく早めがいいです。グループが出来上がってしまうと、あとから入りづらい空気ができてしまうからです。
また、サークルは必ずしも1つに絞り込む必要はありません。もし、1つだけに絞り込んだサークルで馴染むことができなかったら辛いですからね。
保険をかけて、最初のうちはいくつか掛け持ちしておき、自分が楽しいと思える、もしくは今の自分よりちょっと背伸びした雰囲気のサークルを見つけましょう。
2-2.空気を読んで必要以上にはしゃがない
場の空気をしっかり読めるようにしたいものです。
先ほどの心構えでお伝えした通り、東京への憧れや対抗心が強すぎると、目立ちたい、自分を大きく見せたいという思いから常軌を逸したテンションになりがちで、周囲からは「あいつ大学デビューに必死だな」と醒めた目で見られることでしょう。そう思われたら最後、確実にウザがられ孤立していることでしょう。
ただし行き過ぎるのはNGですが、ノリが悪すぎるのも周りから浮いてしまいますので気をつけましょう。
2-3.初対面の人に話しかける方法
「大学で友達をたくさん作りたいけど、どうやって声をかけたらいいのかわからない」という悩みを持つ人は少なくありません。そんなときは次の4つのポイントを意識して声をかけてみてください。ここでは新歓コンパの席で例えてみます。
2-3-1.相手と同じ感情を共有する
ポイントは「俺も俺も!」と思わせる話を振ることです。
あなたを含む新入生の多くがここまで足を運ぶのに緊張してきたはず。「いやー、一人でくるの緊張しましたわー」「俺も俺も!」
サークルの先輩に変な人がいる。「あの人、ちょっと面白くないですか?」「わかるわかる!」
2-3-2.相手の情報を引き出す
相手に話を振ってみて、お互いの共通点があるか探してみましょう。共通点があれば、話は勝手に盛り上がるはずです。
例えば、「何学部なんですか?」と話を振ってみます。もし同じ学部なら「どうしてこの学部を受験したのか」「履修科目の話題」などで話を広げられますし、違う学部だとしても「どうしてこの大学に入ったのか」「学部の違い」などなんとでも広げられます。
他には「どこ出身か?」「サークル何やる?」「部屋探しってどうしてました?」など、話のきっかけとなる話題は何でもいいのです。
2-3-3.相手を褒める
リスペクトされて嫌だと思う人はいません。例えば、自分がかっこいいなと思うスニーカーを履いている人に「そのスニーカー、いいっすね」というだけで話のきっかけになりますし、そこから「スニーカー好きなんですか」「ふだんどこで買い物に行くの?」と話を膨らませていけばいいでしょう。
2-3-4.キョドらない
話をするときにキョドるのはやめましょう。それだけで相手に「何だこいつは?」と思われてしまいます。とはいえ、これは人と話すことに慣れないと難しいかもしれません。
対策としては、聞き役に徹しするのもいいですし、人見知り、話すのが苦手アピールをするのもアリでしょう。
聞き役に徹するときは、話を広げられるような相槌を打てれば最高ですが、それが無理なら「楽しそうでいること」「笑うこと」を意識しておきましょう。
人見知りアピールはあらかじめ予防線を張っておくわけですが、もしかしたら苦手なことをいったら突っ込まれるかも…と心配する人がいるかもしれません。しかし、自分の弱み(素の自分)をサラッとさらけだせる人の方が、相手に信頼されるものです。周りにいませんでしたか? 自分の失敗談でウケをいただいていた人気者が。
2-4.趣味があると強い
コミュニケーションに自信がなく、人と話すのが苦手でも、趣味の話(自分の好きな話)になると結構語れるではないでしょうか。
それに趣味はリア充だろうがキョロ充だろうがぼっちだろうが関係ありません。趣味の世界の深い所で分かり合えたら、リア充とぼっちが仲良くなることだって普通にあります。
もし、のめり込んでいる趣味があるのなら、それが大きな武器であることを覚えておいてください。
2-5.ファッションは清潔感があれば十分
今まで洋服に気を使っていなかったのに、大学生になっていきなりおしゃれになろうと思っても、それは土台無茶な話です。ファッションセンスの有無はリア充やモテ要素の一つかもしれませんが、今すぐどうこうできる特効薬ありません。
ではどうすればいいのか? とりあえず最低限の身だしなみを心がけておけばいいんです。
2-5-1.清潔感は絶対!
洋服というよりも全体的な雰囲気の話になりますが、爽やかな感じがないと近寄りがたい風貌になってしまいます。
髪型、ヒゲはきれいに整える、爪は短く、毎日風呂に入る、口臭を気にする、太っているならやせる(太っていながら清潔感を出すのは高難度)、キレイな洋服、靴を身につける(洗濯、アイロンがけ)、匂いを気にする(汗拭きシートとか)などができていれば、相手に爽やかそうな印象を持たれるはずです。
2-5-2.着まわしも絶対!
毎日同じ洋服を着て通学していたら、同じクラスの人は「アイツ服一着しかないんじゃね?」と感じてしまいます。それに毎日同じ服だと洗濯できないので小汚い印象を持たれてしまうかもしれません。大学デビューを目指すのなら、それなりに洋服は持っていた方がいいでしょう。
「じゃあ何を買ったらいいんだよ?」という声が聞こえてきそうですが、まずは安くてもいいのでベーシックなものを揃えましょう。以下に安くてそこそこのものが買えるショップをまとめておきます。
2-6.スマホ・LINEは入れておく
もし、まだスマホではなく、LINEを利用していないのだとしたら、今すぐ機種変更とインストールを! 数年前の調査でも大学生のスマホ、LINE利用者は95%以上という結果が出ているくらいの必須ツールとなっています。
3.お笑い芸人から学ぶ『新・大学生講座』
大学デビューしたいのなら、ぜひ聞いておいて欲しいラジオ番組があります。かなり昔のものですが「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」の第130回目放送で、オリエンタル・ラジオをゲストに迎えて大学生活を満喫するためにどうすればいいか、友達の作り方から新歓コンパ、オススメのバイトまで語っています。
YouTube|第130回 くりぃむしちゅーのANN(32:10〜)
今では超人気者の4人なのに、1人(オリラジ藤森)を除いてみんな大学デビューに失敗しているということを知るだけでも勇気をもらえます。
大学デビューに失敗したからこそ、その後の人生で大きな成功を掴んだ人だっているんです。
4.まとめ
中学、高校とパッとせずに大学では「今度こそ!」と意気込んでいるかもしれませんが、あまりにも今の自分とかけ離れたキャラを演じると、無理が生じて上手くいく可能性は低くなります。
そうならないためには、
- なりたい自分を具体的に想像しておく
- 今の自分よりちょっと上を目指す
- 東京への憧れ・対抗意識を持ちすぎない
といったことを心がけておくことが大切です。
また、周りのみんなもあなたと同じ不安を抱えていることを忘れてはいけません。こういう風に考えているだけでも気持ちに余裕が生まれるはずですし、余裕があると行動力が出てくるものです。
あなたが具体的に描いた理想のキャンパスライフ。この記事を参考に行動できたら、結構近いところまでいけるはずです。